祝 落成 倉浜衛生施設組合 熱回収施設建設工事

株式会社仲本工業

2010年03月29日 10:57

 平成19年3月より受注しておりました、倉浜衛生施設組合 熱回収施設建設工事が、本年3月29日に落成記念式典を迎えることが出来ました。期間中は無事故無災害にて進捗致しました。これも発注者様、施工監理様、関係協力業者様の御指導、御協力のおかげであります。深く感謝申し上げます。
新しく完成しましたごみ処理施設の活用で、環境にやさしい循環型社会の実現に向け、倉浜衛生施設組合様の今後さらなる御発展を心より祈念申し上げます。

発 注 者: 倉浜衛生施設組合 施工監理 : 八千代エンジニヤリング(株)・(有)エン設計事務所JV 設計施工 : 荏原環境プラント(株)・(株)仲本工業・光南建設(株)JV 工事期間 : 平成19年3月20日~平成22年3月31日

工事場所 :沖縄市字池原地内
外観/平成22年3月29日撮影
プラットホーム(ごみ投入口) ごみピット クレーン待機エリア 中央制御室
約3年にもおよぶプロジェクトを着工時よりご紹介します。 起工式(平成20年2月)
全員で工事の安全を祈願して乾杯。左より副管理者:北谷町長 野国昌春様、仲本社長、 管理者:沖縄市長 東門美津子様、副管理者:宜野湾市長 伊波洋一様 着工前。(平成20年3月頃)
奥に見える赤土の部分に建物が建ちます。 掘削工事。(平成20年8月)

待望の工事開始です。 地盤改良工事と地下山留め工事。
(平成20年9月)

地下部分は地盤面から6m下げます。地下底盤配筋状況。(平成20年10月)
ものすごい鉄筋ですがこの部分だけで鉄筋300t、コンクリートが2230m3も入ります。 地下工事、基礎工事施工状況。
(平成20年11月)
これからは建物全域にわたり工事が進められます。1階躯体施工状況。(平成20年12月)
いよいよ地上部分に建物が出てきます。 ここからは弊社お得意の鉄骨工事のおおまかな流れをご紹介します。コンクリートを打設する前にアンカーボルト設置。
ミリ単位の精度が要求されます。鉄骨工場製品検査。現場搬入に先立ち図面要求通りかの確認検査があります。

鉄骨現場搬入。製品検査に問題が無いため大型トレーラーにて現場へ。 鉄骨建て方。クレーンを使用し順番通りに組立てていきます。順番と安全計画、作業員のコミュニケーションが重要な作業です。 2階・3階施工状況。(平成21年2月)
鉄骨建て方と並行して他の場所では型枠、鉄筋工事を施工しています。
それにしてもすごい数のクレーンです。
ピーク時には1日に500t~50tを12機使用しました。鉄骨のおおまかな組立が終わると、精度を確認します。今職員が覗いている機器(トランシット)で柱の垂直を確認しています。この状況は仮組みといいボルトの締め付けはまだ行っていません。これもミリ単位の精度です。 精度が確認され、微調整後にボルトを締め付けます。上棟式。(平成21年7月)
最後の鉄骨部材に垂れ幕を付けて所定の場所に設置したら完了です。中央の足場に斜めに見える物は魔よけの弓矢。 小学生社会見学。(平成21年8月)
諸見小野球部メンバーのお父さんが当作業所で働いているため社会見学を行いました。 安全朝礼。毎朝8:00より体操で体をほぐし、安全朝礼、危険予知活動で今日の確認をし、作業にかかります。毎日300名~400名の作業員が働いていました。 安全大会。月初めに全員で安全大会を行います。これだけの人が作業するわけですから、日々安全活動を行い全員で安全意識の周知徹底を図り安全第一で作業を行います。スタッフにて、ごみピットでの記念写真。
(平成21年11月)
その後ごみが搬入され、二度と入ることの出来ない場所です。左上の四角い開口部からごみが落ちてきます。 火入れ式。(平成22年1月6日)
正式な火入れ式の後で、ボタンを押してみたくなり、仲本社長、作業所長、現場事務員さんと。落成式典テープカット。(平成22年3月29日)
無事落成を迎えることが出来ました。

建築作業所長コメント
平成20年8月工事着手し平成22年3月竣工まで延べ労働者数97,500人の作業員が従事しました。その間、大きな労働災害もなく無事故無災害で工事を進められ、竣工できたことは、何事にも代えられない喜びと誇りに思います。また、ごみ焼却施設という特殊な建築物でしたが、荏原環境プラント様ご指導のもと弊社の特徴である建築部門、鉄鋼部門による総合力にて工事を進められたと思います。(与那嶺貞)



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