月 | 日 | 行事名 | 行事内容 |
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1月 |
1日 |
正月朔日 |
岩水でお茶を点じて仏壇に供える。正月飾り。火の神御願。親族間の年始廻り(香焚き)をする。 |
3日 |
初起し |
仕事初め。正月2日か3日に行われるが、現在では3日に行う所が多い。農村では初原、漁村では船越しという。 |
7日 |
七日節句 |
七草の雑炊を仏壇に供える。 |
吉日 |
年日祝い |
12年目ごとにめぐってくる生まれ年祝い。旧正月中生まれ年と同じ日に行われる。 |
16日 |
十六日 |
後世の正月で墓前祭を行う。昨年の16日以後に死者を出した所は、墓前祭と、自宅にての焼香がある。 |
20日 |
二十日正月 |
正月の終わり、那覇の辻町はジュリ馬行列でにぎわった。正月飾りを取りはらう。 |
2月 |
15日 |
二月ウマツィー(チー) |
麦の初穂祝い。粟国島では穂祭、渡名喜島では新穂花などと言われている。 |
吉日 |
彼岸 |
御三味(豚肉、天ぷら、豆腐、かまぼこなど)と餅などを仏壇に供え、紙銭を焼いて彼岸の節を祭る。 |
3月 |
3日 |
浜下り |
各家庭で三月御重とフーチムチなどを、お重に盛って浜に出かけ、悪いけがれを流し、健康を祈願する。女の節句。 |
15日 |
三月ウマツィー(チー) |
麦の収穫祭。大折目、麦の大祭ともいう。多良間島では麦プールーといい、波照間ではスクママスという。 |
吉日 |
清明祭 |
沖縄の三大行事のひとつ。先祖の墓前にごちそうを供え、家族や一門が揃ってごちそうをいただく。陽春4月の親類間のピクニック的な親交の場となっている。宮古、八重山、久米島は墓参りはしない。 |
4月 |
吉日 |
畔払い |
田畑の害虫を払う。部落全体でノロを中心に行う。 |
5月 |
4日 |
四日の日 |
豊漁祈願で爬竜船競漕が各地で行われる。各家庭ではポーポーとチンピンが作られる。 |
5日 |
五月五日 |
仏壇に、あまがしとしょうぶを供える。 |
15日 |
五月ウマツィー(チー) |
稲の初穂祭、石垣島では米スクマ願いという。 |
吉日 |
原山勝負 |
耕地、農作物、ウシ、ウマなどの農事奨励祭。 |
6月 |
15日 |
六月ウマチー |
稲の収穫祭。大折目などといい、新米を祖霊や御嶽に供え、新米の豊饒を感謝する。 |
25日 |
六月強飯 |
稲の収穫祭。六月二十五日ウマチーともいわれ、新米の強飯を炊いて、豊年をことほぐ。 |
吉日 |
プーリ |
6月の26日中の壬または後の壬に八重山諸島で、クロマタ、アカマタの仮装来訪神が出て豊年を祭る。 |
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シヌグ |
盆前と後のどちらかで行われる村の豊作、豊漁祈願。 |
7月 |
7日 |
七夕 |
墓の掃除をし、盆が近づいた事を報告する。 |
13日 ~15日 |
七月(盆) |
盆。13日はお迎え、14日は中の日、15日がお送りで、16日がエイサーの日。祖霊を各家にまねき、今年の豊年の感謝と来年の豊作を祈願する。 |
吉日 |
ウンジャミ |
豊作を祈願する盆後の祭で村単位で行う。シヌグ、ウンジャミと隔年ごとに行う部落が多い。 |
8月 |
8日 |
トーカチ |
米寿の祝いで88歳を祝う。1月の年日とは別に祝う。 |
10日 |
八月強飯 |
柴差折目、ヨーカビー折目、10日カシチーなどと地域によって名称がちがい、あずき入りの強飯、豚肉、豆腐、大煮、小煮などを仏壇に供える。 |
15日 |
八月十五夜 |
月お祭で月拝みをし、吹上餅を仏壇へ供える。 |
吉日 |
彼岸 |
行事は、2月の彼岸と同じ。 |
9月 |
7日 |
カジマヤー祝い |
97歳の長寿の祝いで、普通は9月7日に行うが、正月の年日に行う地方もある。 |
9日 |
菊酒 |
九月九日といい、酒に菊の葉を浮かべて仏壇に供え、家内安全を祈願する。 |
吉日 |
パーントゥ |
宮古島尻、来訪神(仮面神)の出現で村の悪害をはらう。 |
10月 |
吉日 |
種子取 |
八重山諸島で10月中の甲、乙日に行う種子取り農耕儀礼。 |
11月 |
吉日 |
冬至 |
雑炊を仏壇に供え、冬を告げる。 |
12月 |
8日 |
鬼餅 |
月桃の葉に包まれた餅を供え、家族の健康を祈願する。 |
24日 |
御願解き |
今年の火の神の祈願を解く日。台所の火の神の前を清め、洗米を供える。 |
30日 |
年の夜 |
年の終わりと年越しの夜。 |